物件購入のチェックポイント② 基礎について

今回は前回に引き続き、中古住宅の購入時における

簡単なチェックポイントを書いてみます。

 

タイトルにもある、『基礎』ですが

まず我々ホームインスペクターが最初に確認するのが

謄本や設計図書にある字以降の「地名」です。

 

 

これは、おおよその地盤強度の参考にできるのですが

地名に「沼」などの名前が付けられている場合はより注意をします。

(まあ、もちろんそれだけでは不完全ですので物件周辺の地盤調査データを参考にしますが・・)

地名にはその物件のある地域が、元々どういう状況だったのか表している事が多いので

基礎をチェックする参考になります。

 

 

次に注目するのが、確認申請を提出した年です。

2000年(平成12年)に地盤調査が実質義務化されていますので、以降の建物は地盤調査のデータが存在します。

 

ただ、これも適切な補強工事が行われたかどうかを保証するものではありませんから、

やはり、最終的には建物の状態をチェックするのが、正しい方法ですね。

 

次にチェックするのが『クラック』(ひび割れ)の状態です。

「え~ひび割れ??!!! 大丈夫なの??????」

 

っていう声が聞こえましたがご安心ください。

クラックは「心配ないもの」と「補修したほうが良いもの」と「瑕疵(欠陥)がある可能性が高いもの」に

分類できます。

我々ホームインスペクターが調査で使用する道具のひとつに「クラックスケール」があります。

このスケールでクラックの幅を計測し

~0.3mmまでは「ヘアークラックで心配ないもの」として

~0.5mmまでを「補修したほうが良いもの」に分類していきます。

 

クラックスケール

 

次にクラックの深さを「テーパーゲージ」を使用して計測します。

 

 

ここでは、深さが20mmを超えているかどうかを見るのですが

 

皆さんが「クラックスケール」や「テーパーゲージ」などを

 

わざわざ購入するのも、ちょっと勿体無いので・・・・・・

 

身近なもので代用してもらえる裏ワザとして

0.5mmのシャープペンシルが良いと思います。

 

芯をだして、クラックに差し込んで入るようであれば「注意が必要なクラックだな」とチェックしてみてください。

 

このクラックも、その数や入り方、床下内部からの調査、内部の傾斜計測など総合的な情報をもとに判断していくのですが

ひとまずはチェックポイントのひとつとして知っておかれるのが良いとおもいます。

 

次回も『基礎のチェックポイント』でご紹介したいとおもいます。